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　我々は，微小な電極や，ピペットを利用した走査型プローブ顕微鏡の開発と，その技術を利用したイメージングを行っている。
　これまでに，独自に走査型電気化学顕微鏡，走査型イオンコンダクタンス顕微鏡，走査型電気化学セル顕微鏡の開発を行い，単一の動物細胞から蓄電池に至るまで幅広い応用研究を行ってきた。本手法では，試料の形状情報とともに化学物質の濃度プロファイルや，触媒活性の評価が可能である。
　本研究では，プローブ顕微鏡技術のさらなる高機能化に向けた研究開発や，それを応用したナノスケールの試料の電気化学特性の評価を実現するために，以下を目標とする。

• ナノ電極を利用した動物細胞表面の化学物質の計測
• 蓄電材料のナノスケールでの充放電特性の評価
• 触媒材料の触媒活性の結晶方位依存性の評価
• 新規高感度ケミカルセンサーの開発