リサーチプロフェッサー

若手型

医薬保健研究域
薬学系

准教授倉石 貴透

  • 研究者情報
  • 生物系薬学

Keywords

自然免疫,NF-κB,ショウジョウバエ

Research content

 無菌的に生じる炎症(sterile inflammation)は,さまざまな生活習慣病の原因となり,メカニカルストレスはsterile inflammation誘導要因の一つである。しかし炎症誘導の分子メカニズムはほとんどわかっていない。私はメカニカルストレスによってsterile inflammationが強力に誘導される新規なショウジョウバエ個体モデル系を確立している。その誘導は,既知の免疫・ストレスシグナル伝達経路に依存しないことを示している。
 本研究は以下の目標を設定し,この新規モデル系における細胞間および細胞内のシグナリングメカニズムを明らかにする。

研究目標
  • メカニカルストレスは表皮近傍の細胞に感知されていると考えられるため,遺伝学的な操作により,その細胞を明らかにする。
  • sterile inflammationは免疫組織で誘導されているため,メカニカルストレスを感知した細胞がどのように免疫組織へシグナルを伝えているか解明する。
  • 遺伝学的スクリーニングにより,免疫組織で炎症性遺伝子の発現誘導を導く細胞内シグナル伝達経路を明らかにする。

ページトップへ