リサーチプロフェッサー

登用型

理工研究域
電子情報学系

教授福間 剛士

  • 超然プロジェクト
  • 研究者情報
  • ID
  • ナノ科学、ナノテクノロジー、応用物理学・薄膜・表面界面物性

Keywords

原子間力顕微鏡、固液界面計測

Research content

 私の研究室ではこれまで,液中周波数変調原子間力顕微鏡(FM-AFM)の高速化・多機能化と,それを用いた生物物理,物理化学分野におけるナノサイエンス研究に取り組んできた。平成27年度からの5年間は,従来からの取り組みを継続・発展させるとともに,より産業応用を志向した装置開発・応用研究への取り組みを強化していく。具体的には以下の項目の達成を目指す。

  • 次世代液中AFMの開発

温度可変機能,溶液置換機能,雰囲気制御機能,電気化学測定機能,密閉型の溶液セル,高速2次元・3次元計測,液中電位計測,優れた光学系,などの機能を装置に付加するためには,従来の装置の改良ではなく,抜本的に設計をし直す必要がある。そこで,これらの機能に対応できる開発プラットフォームとして,次世代液中AFMを開発する。

  • 液中AFMの学術・産業応用

学術的ニーズについては,学会や共同研究等を通し,自然と認識する機会も多い。しかしながら,産業的ニーズについては,強い目的意識を持って,その方向を模索しなければ本当の計測ニーズを知ることは難しい。我々は過去数年にわたって,様々な業種の民間企業と共同研究を実施し,先端AFM技術の産業応用の可能性を模索してきた。今後,その研究成果を世の中に公表できる形に結びつける。

 

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